言葉と接しない人は、誰一人としていないでしょう。
日々、当たり前に使っている言葉「日本語」は、どういう経緯で守られてきたのでしょうか。
2020年には新しい学習指導要領になり、小学校3.4年生の英語教科化が始まります。
CGS番組をご紹介しながら、これから行われようとしている「英語教育」について考えてみます。
■ 目 次
長い歴史で育まれた「日本語」

CGS番組で学んだ日本語のこと
日本語には一音一音に意味があって、右脳を使うから感性が育つ言語です。
言葉はエネルギーだから、使う言葉を意識してきた経緯もあります。
そのことも含めて投稿した記事はこちらです。
日本は世界で一番歴史が長い国だから、言葉の歴史もとっても長いと思います。
遡れば、神代文字とかもありますしね。
今使われている日本語は、長い歴史から見たら凄く新しいのかも知れません。
それにドンドン新しい言葉もできて、進化し続けているように感じます。
日本語が今、使われている経緯を知る
江戸時代から明治時代に代わる頃。
西洋の文化を取り入れて、外国語が押し寄せるように入ってきた時代でした。
私がその時代に生きていたら、新しい西洋文化に興味津津でしょうね。
けれども、言葉が意味不明。
さっぱり分からないから、どうしたものかと凄く戸惑うだろうと思います。
理解できれは、どんどん西洋文明を取り込んでいける。
でも外国語音痴の私でいたら、その流れに完全に乗り遅れてしまうかも。
そう考えると、外国語のできる人とできない人と、もの凄い格差が生まれそうです。
そんな格差を生まなかったのは、当時無限にあるのではないかと思うくらい膨大な量の外国語を、ひとつひとつ翻訳して下さった方がいらっしゃったからです。
翻訳語がなかったら、もしかしたら日本語は消滅していた可能性があります。
今、日本語を当たり前のように使っているけれど、日本語が使えるのもその時代に翻訳して下さった先人がいらしたおかげなのだと知りました。
そのことを教えて頂いたのが、こちらのCGS番組です。
2014年に配信された動画ですけど、7回シリーズであります。
是非ご覧になってみて下さい。
第7回 翻訳語がなければ、今の日本もなかった!? 〜高等教育から考える〜 【CGS 長谷川三千子 翻訳語】
翻訳語から考える日本【CGS 長谷川三千子】
当たり前に使っている日本語に感謝
日本語は一音一音に意味があるから、微妙な言葉の組み合わせで、表現が多様化します。
西洋文化も飲み込める、懐の大きさ・深さが日本語にはあります。
その日本語で学ぶから感性が育ち、思考を深められて創造性を発揮していけるようになるのです。
私は学べば学ぶほど、日本語って本当に素晴らしい!
日本語を使うこの国に生まれ育って本当に良かった!と、もの凄く思うようになりました。
その上、翻訳語のおかげで、今こうして日本語を使うことができている。
日本語を話す。
ただそれだけでも、とっても幸せなことなんだと気づかせて頂きました。
当たり前に使っているけれど、ホント感謝しかないですね。
思考も言葉だし、読んだり書いたり話すのも私は日本語だから、日々感謝して使う言葉も大切に選ばないと・・と思います。
言語の果たす役割のひとつである「教育」

受けてきた学校教育を振り返る
言葉なくして教育も成り立たないですよね。
改めて、私が学校に通っていた頃を振り返ってみると、出される宿題をして、行かなきゃならないものとして毎日学校に通っていました。
それなりに勉強して、進学して行った学生時代ではありましたが・・
凄く受動的だったような気がします。
自分が好きで、自分からやりたい!と思った事を勉強していける環境だったら、もっと勉強が楽しかっただろうな。
小学生の頃は、勉強したことが段々できるようになっていく楽しさが、まだあったように思います。
中学・高校と進学するにつれ、テストの偏差値で成績が判断されるようになりました。
高校生になった頃は、授業で当てられた時に恥をかかないように・・ただそれだけの為に予習していく。
私はそんな感じでした。
勉強が楽しいなんて、その頃感じたことあったかな。
成績を上げようという意欲もなく、勉強はやらされてる感じ。
赤点とって追試して・・成績なんて見るのも嫌でした。
自信なんて全くなくて、自己嫌悪に陥りコンプレックスの塊みたいになっていった私でした。
そんな学生だったから、学校で学んだことを、どれだけ活かして来れたのか??
人生の中で、何に役立てて来れたのか??と思います。
自ら学ぶという姿勢は大事だけれど、段階的にそう導く教育環境ではなかったように思います。
江戸時代とか明治の頃とか、昔は今のような生活環境ではなかったけれど、今よりずっと幼くても知的レベルは高かったし、人格教育もされていたと思います。
詳しい話は省きますが、教育が違っていた事は確かでしょう。
先人の翻訳語の恩恵から考える英語教育
時代の変化と共に、教育のあり方も変わって来ています。
来年2020年には新しい学習指導要領になりますね。
今は小学校の5.6年生から英語を学んでいるようですが、3.4年生から英語教育が取り入れられるそうです。
英語教育が低年齢化して行くから、それに応えるビジネスが増えてきています。
私は英語ができる・できないで、格差が生じる世の中になろうとしているような気がします。
中学からの6年間で、私も一応英語は学んだけれど、会話なんて出来ません。
もし海外で会話が必要になったら、これからは翻訳機とかも出てくるだろうから、それを使えばいいや!・・みたいな感じです。
英語は必要な時は必要ですが、学校教育でどこまで英語の語学力がつくのでしょうか?
行われようとしている英語教育に、一石を投じるCGS番組をご紹介します。
日本語の危機!小学校の英語教科化がもたらす悪影響【CGS 施光恒 神谷宗幣 第78回-2】
こちらの動画では、翻訳語のお話が出てきます。
日本語を守り抜いた先人の偉業 〜やはり英語化は危険だった〜 【CGS 施光恒 神谷宗幣 第78回-3】
翻訳語によって日本語が守られたからこそ、明治以降の発展に繋がっていった事実があります。
これから行われようとしている英語教育が、先人の方々の思いや英知と逆行していることが、よくご理解して頂けるのではないかと思います。
施光恒先生のお話は、第78回-1から第78回-6までありますので、是非続けてご覧になってみて下さい。
まとめ・結論

当たり前に使っている言葉「日本語」から、これから行われようとしている「英語教育」まで考えてきました。
先人の思いと残して下さった功績を、無駄にすることのないようにして行きたいものです。
「教育」はこれから先の未来を創造していく源となるものです。
風潮に流されることなく、本来あるべき教育が成されて行くことを願ってやみません。
先ず国語の力を育てることが先決。
土台ができてこそ、英語教育が有効的に活かせるようになる。
ご縁に感謝します。
意識を変えて ワクワクの未来を創ろう♥
本来あるべき幸せな生き方とは?
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